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re-Heart Note

リハート、それは心癒す日々。

美容内科医 服部達也 ブログ
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WU先生に、マイクロボトックスを教わるの巻
シンガポールで美容外科をしている「WOFFLES T.L WU」医師が日本に来ているので、ハートリークリニックに招いてマイクロボトックスの打ち方を教えてもらった。
ウー先生はボトックスを使った小顔治療を開発した方で、日本でおこなわれているやり方とはちょっと違う方法をしているらしいと聞き、とても興味があった。

そもそもボトックスは筋肉を弛緩させることでシワができないようにするものだが、それを浅く真皮内に打つと、小じわがきれいになるだけではなく、毛穴が小さくなったり赤ら顔が改善されたり、皮膚が引き締まって小顔になったりという働きが起きる。
マイクロボトックスという治療法で、ごく少量を約1cm刻みで必要な場所に打っていくのだが、ウー先生のやり方はとても細かく丁寧。

1時間超、みっちり教えてもらったんだけど、日本でやられている一般的な打ち方とは大きく違ったのでとても勉強になった。
ハートリークリニックは小顔治療に力を入れているが、そこにウー先生のマイクロボトックスが加わればより一層患者さんの満足度が上がるに違いない。

滅多にない機会を作ってくれたアラガン社にも感謝だね。



 
| 服部達也 | 美容 | 17:39 | comments(2) | - |
ドボン問題です

月曜日の20時から、テレビ朝日系列で放送されている「クイズプレゼンバラエティ Q様」という番組がある。
最近はもっぱら、有名人が2チームに分かれてクイズをして対戦するという形式になっている。

昨日放送されたのは、インテリ美女対決〜ベテラン対若手みたいな内容だった。
それぞれ10人ずつにわかれてクイズに挑戦して、ベテラン勢が勝利した。

その番組のスタッフから、その中で使われる問題(昨日放送分の)を考えてほしいと依頼があり、2つばかり考えて提出した。
昨日の放送を見る限り問題は採用されなかったようなので、せっかくだからここで出題してみたいと思う。



Q:次の11個の食べ物の中から、美容に良いとされる食べ物を選びなさい。
ただし、ひとつだけ美容に良いとはいえない食べ物があります。それを選んだらアウト(ドボン)です。

赤ピーマン  カボチャ  ニンジン  きゅうり  ゴーヤ 

アボカド  じゃがいも  グレープフルーツ 

うなぎ  豆腐  納豆 


さあ、みなさん答えはわかったかな?
選んではいけないドボンは・・・・

きゅうり    です。


赤ピーマン・・・ビタミンC含有量が一番多い野菜で、ベータカロテンには肌を乾燥から防いだりシミを薄くする働きもある。
カボチャ・・・ビタミンE、ベータカロテンが豊富。
ニンジン・・・ビタミンAはベータカロテンのもとなので、同様の働き。温めて食べたほうが働きがよくなる。
ゴーヤ・・・レモンの2倍ものビタミンCや食物繊維、ベータカロテンが豊富。
アボカド・・・ビタミンEやビタミンAが多く、リノレン酸が肌を改善する。
じゃがいも・・・ビタミンCと食物繊維。
グレープフルーツ・・・ビタミンCやクエン酸。
うなぎ・・・ビタミンAが豊富。
豆腐・・・イソフラボンの効果が肌がしっとりとして、バランスよく含まれるアミノ酸が良質な肌の元となる。
納豆・・・良質なたんぱく質は肌コラーゲンの元となる。ビタミンB2は肌細胞の代謝に必要だし、納豆菌が腸内細菌の働きを助けてくれるしといいことづくめ。


きゅうりはギネスブックに「世界一栄養の少ない野菜」として登録されているように、ナスなどと同様、そのほとんどが水分で栄養はほとんどない。
きゅうりパックのイメージがあるのでビタミンCが豊富と勘違いしている人も多いが、ほとんど含まれていない。
きゅうりには冷やす、鎮静効果があり、日焼けの後などのほてった肌を鎮めるのにはパックしても意味があるかもしれないが、美肌効果などないに等しいと理解したほうがいい。

という、ある程度年を取っていて、美容に興味がある女性ならたいてい引っかかりそうな問題を作ったのだが不採用だった。
スタッフの人は、美容に効果が少ないとかじゃなくて、それを食べると肌に悪い効果をもたらす食べ物を選んでくれと言われたが、なかなかそんな食材はない。
たとえば牛乳などの乳製品は肌を悪化させると聞いたんですが・・・と言われたが、決してそんなことはなく、牛乳が肌に悪いなんて言っちゃうことはできない。
食べ過ぎたら肌によくないものはあるかもしれないが、普通に食べただけで肌が悪くなるような食べ物なんてない(タバコは食べ物じゃないしね)。
だからきゅうりを押したんだけど、男のスタッフには通じにくかったようだ。

| 服部達也 | 美容 | 14:21 | comments(5) | - |
ストレスと肌
先日受けた取材のときに、調べておいたけど話さなかったことがいくつかあるので、せっかくだからここに書いときます。

「ストレスを受けたとき、肌はどういう変化を起こすのか。」

基本的に、ストレスを受けると、皮膚のバリア機能の回復が低下し、経皮水分蒸発量が増える。
肌が乾燥しやすくなって、バリア機能も落ちるということ。
肌の乾燥≒バリア機能低下、ということもあるが、いずれにせよ肌が弱る。
そうすると、かさついた上に外から雑菌が侵入して来やすく、ぶつぶつができたり赤味を帯びてくるようになる。

アトピー皮膚炎の方は、乾燥から来るバリア機能の低下から症状が悪化することが知られており(だから、治療としては肌の保湿が一番重要)、ストレスを受けると皮膚症状が悪化しやすい。

阪神淡路大震災のとき、被害が大きい地域にいるアトピー患者さんのほうが、被害が小さいところに住んでいる患者さんに比べ、症状の悪化がひどかった・・・
という報告もある。


ある実験では、運動負荷させたマウスと、心理ストレスをかけたマウスをくらべてみたが、
心理ストレスをかけたマウスでは皮膚のバリア機能が落ちたのに対し、運動負荷させたマウスではバリア機能に変化がみられなかったという。
ストレスといっても、肉体的なものではなく、心理的なものが肌に影響をもたらすようだ。


心理的ストレスを受けると、肌のセラミド(天然保湿因子)が減り、そのせいでバリア機能が落ちるらしい。
また、ストレスにより体内の活性酸素が増え、それがメラニン産生を亢進させたり、コラーゲン合成能を低下させたりする。


心理的ストレスに陥ると、肌が乾燥して悪化してくるので、ストレス発散を考えた方がいい。
ただ、それがタバコを吸うことだったり、夜遊びすることであるのなら、肌には逆効果だ。

運動しても肌に影響がないことを考えれば、軽く体を運動してストレスを発散させることが、ストレスから来る肌の悩みには一番良いのかもしれない。
もちろん、日焼け止めをしっかり塗ることは忘れずに。


以上、服部レポートでした。
| 服部達也 | 美容 | 16:10 | comments(5) | - |
肝班に効くただひとつの・・・?
トランシーノというものが、薬局で売られている。
テレビCMでもさかんに宣伝しているので、飲んだことがある人も多いかもしれない。
肝班を薄くする医薬品とのことで、トラネキサム酸とアスコルビンが主成分だ。

そのテレビCMを見ていて、気になるフレーズがあるでしょ。

「肝班に効く、ただひとつの薬」

ハートリークリニック新宿に来ている患者さんも、他に通っている患者さんも、肝班に対して飲み薬を出されている人は多くいるはず。
トランシーノが唯一肝班に効く薬だとしたら、わたしがクリニックで肝班にいいと処方されているこの薬は、何?

ハートリークリニック新宿で患者さんの肝班に使う薬は、リカバリンとシナールとグルタイド。
リカバリンとは、トラネキサム酸製剤で、シナールとはアスコルビン酸(ビタミンCね)のこと。
グルタイドはグルタサイオン(グルタチオン)。
トラネキサム酸とアスコルビン酸は、トランシーノの有効主成分と同じだ。


トランシーノが肝班に効くというのなら、クリニックで出される薬も、肝班に効くはず(主成分が一緒だからね)。
それなのに、トランシーノが唯一肝班に効く薬です、と言い張るには理由がある。
ただたんに驕っていたり、嘘ついているわけではない。

薬(薬の定義はこの際置いとく)が、ある疾患・症状に「効く」というためには、その科学的データを提出して、厚生労働省(だよね?)に認めてもらわなければならない。
国に認めてもらうには、相当手間がかかるし、莫大なお金がかかる。
それがクリアされ、厚生労働省がその効果効能を謳ってもいいよと認めなければ、公に主張することはできないのだ。
いかに効果があっても。

トランシーノは、それをクリアしたからこそ、肝班に効くと宣伝できる。


対して、リカバリン(トラネキサム酸)とシナールは、もともと違う目的で使われている。
リカバリンは止血剤だし、シナールはビタミン不足時の補給や壊血病などの治療薬。
それで保険内処方が認められている薬。
実際には、抗プラスミン効果を持つトラネキサム酸はシミに効くことが分かっていて、自由診療ではあったが、シミや肝班の治療に長く使われてきた。
シナールを併用すると効果が上がることも、知られている。
本来であれば、皮膚科領域でこのような使われ方をしているわけだから、保険診療を認めてもらうべく、シミや肝班にも使えるよう、国に承認してもらいたい。
しかし、国にその効果効能を認めさせるには、莫大な金額がかかる。
いくら実際に効果があることが分かっていても、国に承認されなければ、保険で扱うことができない。
国に承認されなければ、おおやけに「効く」ということができないのだ。

それをがんばって、お金もかけて国に認めさせたのが唯一トランシーノというだけで、実際には同じ成分のトラネキサム酸とシナールも、肝班に効くのである。
医療機関で出されるこれらの薬が、「肝班に効く」と謳えないことを利用した、うまいコピーなのである。


さて、トランシーノと成分量を比べてみると、
トランシーノ中(1日6粒で)
トラネキサム酸 750mg  アスコルビン酸 300mg
ハートリークリニック新宿の薬だと(患者さんによって違うので、平均)
トラネキサム酸 1000mg アスコルビン酸 3000mg

ということで、クリニックで出される薬の方が、有効成分は多い。

値段は、
トランシーノ 1ヶ月分 5880円
リカバリン+シナール 1ヶ月分 4200円(ハートリークリニック新宿の場合)

有効成分が多くて、それでいて料金も安い。
ただ、トランシーノは薬局で簡単に買えるが、リカバリンとシナールは医療機関でしか手に入らない。
これは利便性に大きな違いがあるか。。

とりあえず、「肝班に効くただひとつの薬」と言っているのはこういう理由で、医療機関でトラネキサム酸やアスコルビン酸を出してもらっているのなら、わざわざ切り替える必要は無いんだね。
分かりにくい?
| 服部達也 | 美容 | 15:12 | comments(6) | - |
バストアップ、ダイエット。美容治療の目的とは。
今朝の「スッキリ」のなかで、もし、飲むだけで本当にバストアップできる薬があったとしたら、飲みますか飲みませんか?みたいな企画をやっていた。
サプリメントで摘発された会社があったことにも、絡めての話だろう。

スッキリが聞いた女性の約7割くらいは、そんな薬がもしあれば飲みたい、と答えていた。
それに対し、男性の半数が、女性はそんなの飲まなくても良い、と答えていた。

で、番組の流れや出演者のコメントは、「世の中の男性は、バストばかりを求めているわけではないし、あえてわざわざ大きくする必要がない」と方向付けていた。

全く、ばかげている。


所詮バラエティ番組であるスッキリの内容にいちいち噛み付いても仕方ないことだとは認識しているが、あまりにも間違った内容なので、一言いわない訳にはいくまい。

おそらく、番組の作り手は、男性ばかりなのであろう。
女性の心理が全く反映されていない。
そして、番組に迎合した発言をした女性コメンテーター、それは本心か(テレビだからね、そんなわけないか)。

女性がバストを大きくしたいのは、決してもてたいわけだからではない
男性の目を気にしているから、でもない。

もちろんいろんな人がいるから、中にはそういう目的がある女性もいるかもしれないが、僕が知る限り、ごくわずかだ。


クリニックに来る女性の中には、バストアップしたい人もおり、すでに他で豊胸手術をしている人も多くいる。
そういう人たちは、バストを大きくしたい理由は、自分のためだと言い切る。

バストがある程度あったほうが、かわいい服を着れるし、いろんな格好ができる。
同性の目も、気にならなくなる。
コンプレックスが解消されて、自身が付きそう。



ダイエット外来に来る女性で、一見やせる必要がなさそうな人も多くいる。
ある程度肉があったほうが、男性受けがいいよ、とも言われるらしいが、そんなこと関係ない。
自分が見て、いらない肉がある、だから減らしたい。
もう少しやせれば、もっとかわいい服が着れる。
昔はもっとやせていたから、そこに戻したい。
みんなこう言ってくる。


美容治療や美容クリニックを馬鹿にする人は、こう言う。
「素のままが一番きれいだし、手を加えたものを男性は好きにならない」

違う。
美容治療とは、自分がコンプレックスを抱いているものを、自分の為に解消したいと考えておこなうもの。
決して、異性の目を気にしているのではなく、あくまでも見つめるのは自分であり、他人の目だとしても、それは同性なのである。

もちろん、はっきりと、「もてたいから」といった人もいるが、それはごくわずか。


キレイになりたいのは、ほとんどが、自分のため(その理由は、さまざま)。
美容にかかるお金も、決して安くはない。
それだけのお金をかけるというのは、やはり自分の為に、という思いがあるからだよね。

| 服部達也 | 美容 | 15:58 | comments(2) | - |
コラーゲンを食べても効果が少ないことについての補足
先日、コラーゲンをたっぷり含んでいそうな食材を食べても、たいして意味は無いよと書いた。 ⇒詳しくはこちら


コラーゲンを多く含む食材といえば、じつはゼラチン。
ゼラチンは、コラーゲンの塊のようなもの。
これは一部では有名な話で、ゼラチンを毎日食べてるという人もいるくらいだ。

まあ、よく考えてくれ。
フルーチェを食べて、「う〜ん、コラーゲンたっぷり。肌がプルプルしちゃう!」とか言うかね。
翌日ぷりっぷりな肌を実感するかね。

ふかひれや豚足を食べると肌に良さそうなのは、あくまでもイメージの問題と、脂によるものであると考えてもらうのがよろしいですな。
ゼリーでも食べてなさい。
| 服部達也 | 美容 | 12:12 | comments(4) | - |
献血と美容の良い関係(?)
このあいだ、とある掲示板を見ていたらこんな質問がありました。

「初めて献血をしに行ったのですが、そこに来ている女性はみんなきれいな方でした。どうしてでしょうか?」

…知るかそんなもん。
たまたまだろ!

なんて終わらせることなかれ。
献血と美容、関係あるかもしれませんぞ。


瀉血(しゃけつ)という言葉を聞いたことない?
これは、血液を体内から抜くことによって症状の改善を図る治療法で、昔は頭痛とかのときにも血を抜いていたらしい。
悪い血を抜いてしまおう、という考えか、もしかしたら現在のカッピング(タコ壷みたいなガラスで吸引するやつね)に考えが近いのかもしれない。
悪血(おけつ)とか言って。

で、この瀉血、いまは慢性肝炎(C型)の治療にも使われていて、肝機能を改善する。

血液の赤い色は、ヘモグロビンという酸素を運搬する物質によるもの。
で、このヘモグロビンは、鉄を多く含む(ヘム鉄)。
ということで、血液中には鉄分がとても多く含まれている。

最近よく耳にする、「活性酸素」は、鉄分が酸化するときに多く放出される。
酸化物質である。

瀉血によって血液を減らすと、鉄分が減り、活性酸素が減り、肝臓へのダメージが減って肝機能が改善する。
ということのようだ。

なるほど。

で、酸化物質・活性酸素といえば、これらが老化の原因ではないかとも考えられていたこともあるように、細胞にダメージを与えて損傷させる。
これが、肌に対してはシミやしわの原因となる。
であるから、フラーレンやCoQ10などの抗酸化物質を肌に塗ると、酸化ストレスが軽減されてしみ・シワの改善につながるのだ。

瀉血によって血液を減らす⇒鉄分が減る⇒活性酸素の発生が減り⇒酸化ストレスが軽減され⇒シミやシワの原因が減り⇒美肌になる。
瀉血は献血でも良い。
となると、献血は美肌につながる可能性がある、とも言えるのではないだろうか拍手


そういえば、貧血気味で青白い感じの人ってなんだか肌がきれいな感じがすると思わない?
やっぱり、なんか関係あるんじゃないのかな。
| 服部達也 | 美容 | 10:39 | comments(2) | - |
コラーゲンを食べろって…本気??
先日、いつもいく美容院にて、いつも知ったかぶりで(わたし博学でしょ、風に)話をする人がついてくれた。
仮にTさんとしよう。
意味も無く上から目線。僕の嫌いなタイプの人間である。

Tさん:「服部さん、頭皮が乾燥してますね。生活が乱れていませんか?」
わて:「昨日ほとんど寝てません」
Tさん:「うん、それですね。睡眠不足は乾燥の元です。食事はどうですか?」
わて:「かなり乱れた食生活をしてると思います」
Tさん:(;-_-) =3「そりゃいけませんね。コラーゲンが含まれるものを多く摂ってください」
「お肉、とくに牛よりも豚を。豚の脂身の部分を多く食べてください。あとは豚足。コラーゲンの塊ですから、たくさん食べて、乾燥を治さないとダメですよ」

( ̄△ ̄#) おぅ!?
いまなんつった??

わし:「豚足とかのコラーゲンを摂ると、肌の乾燥が治るんですか?治らないと思いますけど。」
Tさん:「いや、コラーゲンですからね。良くなりますよ!」


と、まあ、こんな感じ。
所詮、知ったかぶり。
テレビや雑誌から仕入れている知識では、こんなところであろう。

テレビのグルメ番組では、「いや〜ん、見てくださいこのフカヒレ。コラーゲンたっぷりで、お肌ぷるぷるになっちゃう!」「私の美の秘訣は、すっぽんやふかひれ(あまり豚足と言う人はいない)ですね。次の日とか、お肌ぷるぷるになってますよ。」なんて言っている人たちばかり。


たしかに、豚足やフカヒレに入っているコラーゲンの量は、他の食品に比べて多い。
フカヒレ100gに対して、コラーゲン100mgくらい入っている。豚足は、詳しい量が分からん。たんぱく質の割合からして、そんなに多いとは思えない。
最近では、コラーゲンを1000mgふくむドリンクも売られているくらいで、それくらいコラーゲンを摂るには、フカヒレだと1kgくらいは食べないといかんかね。

そもそも、コラーゲンはたんぱく質で、まずアミノ酸に分解されて吸収される。
(ペプチドの形でも吸収されるが、ごくわずか)
アミノ酸は、吸収された後に大部分が再合成され、たんぱく質(ペプチド)に還る。

ところが、コラーゲン(たんぱく質)⇒アミノ酸⇒たんぱく質、という構図が成り立っても、たんぱく質=コラーゲンではないのだ。
アミノ酸からたんぱく質が合成されるときに、どのたんぱく質になるかは分からず、ほとんどが骨とか皮膚とか髪の毛とか筋肉などになってしまう。
肌のコラーゲンに戻るものは、ほとんど無いといわれている(超微量)。

であるから、コラーゲンをたくさんとっても、肌に戻る確立は極わずか。
1kgもフカヒレを食べて、スポットサイズのコラーゲンしか得られないとすれば、どうだろう。
福臨門で食べたら、数万円。
やったね。


豚足やフカヒレ、すっぽんなどを食べて、次の日の肌状態が良くなるのは、
脂質やアミノ酸を補充したからであって、栄養状態が良くなっただけなのである。
その証拠に、その2日後くらいには、もとのかさかさ肌に逆戻り。
コラーゲンになったとすれば、そんなこと起こりえないでしょ。

要するに、食品からある程度のコラーゲンを得る(皮膚に)ことは難しく、それを成そうとすれば、他の余計なカロリーとか脂質もそれ以上に摂取することになる。
だから、もしコラーゲンを摂ろうとすれば、サプリメントで摂るしかなく、サプリメントも良いものを選別すること。
それでも少ししか皮膚に到達できないから、根気強く続けること、が大切。


豚の脂身や豚足を食べてコラーゲンを補えなんて、上から目線で言うことじゃないのだよ。
そういうこっちゃ。
| 服部達也 | 美容 | 13:09 | comments(3) | - |
睡眠時間と肥満
久しぶりに、日経メディカルの記事から。
なんと、睡眠時間によっては、太ってしまう可能性があるかも…という話。


2004年の研究にて。

睡眠時間を6時間から9時間まで1時間ごとに区切り、各肥満度を測ってみる。
すると、7時間くらいの群が一番低く(つまり太っていない)、6時間睡眠群や9時間睡眠群では肥満度が高くなっている。

すなわち、睡眠時間を7時間くらいにしたほうが、太りにくい、というデータ。

これは、睡眠時間が短いとレプチン(満腹ホルモン)の分泌が減少し、グレリン(空腹ホルモン)の分泌が更新するからである。
とのこと。
長く寝てればそれだけお腹が空きそうなもんだが、短時間しか寝ないと、それはそれで空腹感を感じてしまうらしい。


ということで、太りたくない人は睡眠時間を7時間に設定すると良い、のかな。
なかなか難しい注文であるが、こんなデータもある、ということで…

特に考察せず。
| 服部達也 | 美容 | 15:45 | comments(3) | - |
ブレスレットで血がさらさらに・・・?
さてさて、ここ数日メディアで報道されている、血液さらさら詐欺。
そこで売っているブレスレットをつけるだけで、さも血液がさらさらになるかのように騙して販売し、24億も荒稼ぎした会社が摘発されたとのこと。

手口はこうだ。
まず血液を顕微鏡で拡大し、いかにも固まっていそうな画を見せる。
こりゃまずいよ、とか言いながらブレスレッドをつける。
もういっかい血液を拡大してみると、あら不思議。
いかにもさらさらになっていそうな画が出てくる。

ブレスレッドをつけただけで血液がさらさらになって、もうこのさき健康心配なし。
きゃー買うわ。
みたいにして、原価2万円ほどのものを31万くらいで売っていたらしい。

業者いわく、ゲルマニウムを高濃度含むブレスレッドとのことだが、実際には全く含まれていないといっていいほど入っていないこと。
ブレスレットをしただけで血液がさらさらになるわけなど無いのに、トリックを使って、あたかも血液がさらさらになったかのように見せて騙したこと。
これが詐欺にあたるのだろうが、ぼくは警察じゃないからこれ以上のことは分からない。


1年位前、X社の人と食事に行った。
そこのひとも同じようなものを売っていて、それについて話していた。

いやー、このブレスレッドをつけて血液を見ると、前後で明らかに血液の流れが変わってくるんですよ。
すごいですねぇ。
実際に展示会で見せると、飛ぶように売れていきますよ。

だと。
今考えると、笑っちゃうね。
今回の詐欺事件と全く同じだ。

で、どう、服部さんのところでも?と聞くので、
「そんなのつけたって、血液がさらさらになるわけ無いでしょ」と冷たく反応。

でも、実際につける前後で血液を見るとさらさらになっている。
これはどういう理由だとお考えですか?としつこく聞いてくる。

そもそもブレスレッドで血液がさらさらになるとはさらさら思ってないので、さらさらになる理由をさらに求められてもまっさら答えられるわけがない。
さらさらうるさいか。

「医学的なデータが無いので、怪しい。もし本当に効果があるのなら、データを見せてほしい」と、医者として当然のコメント。

すると、「あなたは西洋医学に傾倒している!」と罵りやがった。
わたし自身いろんな本を読んで勉強していて、医学については学んでいる!というから、どんな本を読んでいるのかと思えば、
「抗がん剤は使うと死ぬ」とか、「奇跡の水で病気が治った」とか、「もう病気は自分で治す時代」とか、医者じゃない人が医学を否定する本ばかり。
あー、あなたは立派に医学について学んでいるようだ。
立派立派。

ともかく、
他にも人がいる前でそんなことを言われ、えらく憤慨しかけたが、あまりにもばかばかしい話だったのであきれてしまった記憶がある。
そもそも効果がないものを認めろといわれても無理だし、西洋医学に傾倒しているひとが、ハーブやカラーを診療に取り入れるだろうか。

今回逮捕された人たちの中には、そのX社の人の名前はなかったけど、どうなったのかね。
通報してあげようかしら。


*この記事は、「ゲルマニウムブレスレッドの健康への良い作用」を否定しているわけではありませぬ。
あくまでも、ブレスレッドで血液がさらさらになるわきゃない、と言っているだけです。
| 服部達也 | 美容 | 15:56 | comments(1) | - |
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