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リハート、それは心癒す日々。

美容内科医 服部達也 ブログ
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にわか警察医ファイル 4ページ目
つづいて、次の事件を思い出してみよう。
しばしジジイの思い出話に付き合っていただきたい。

前回(back読み直したい人はこちら)、水死体について書いた。
今回はもっと衝撃的なご遺体の話。
ご気分を悪くされる方がいるかもしれないので、いやなかたは読まないでいただきたい

検案に呼ばれるときは、たいていご遺体の自宅に行く。
パトカーが病院に迎えに来てくれて、それに乗っていくのだが、なんだかちょっと気恥ずかしい。
ただ時々、警察署に呼ばれるときがある。
それは、ご遺体の状態があまり良くないときや、身元が不明な場合などだ。
たいていひどい状態であるので、警察署に呼ばれるときはちょっと緊張する。

その日も警察署に呼ばれた。
最初に話してしまうが、焼け焦げた車があり、その中から遺体が見つかったとのこと。
どきどきであろう。

いざご遺体がある部屋に入ってみると、とても焦げ臭く、すすの匂いが充満している。
台の上を見ると、ご遺体が乗っているのだが・・・

なんと、車が焼け焦げるほどの火の手のおかげで、ご遺体は丸っきり焼けてしまっている。
手足はなくなり、頭部もほとんどない。
全体的にちっちゃくなっていて、幼稚園児くらいの体になっている(胴体だけだし)

警察官いわく、
「身元が分からないので、血液型を知りたい。血液を採取して下さい」

いや、無理っしょー。
全て炭化していて、血液なんか全て蒸発してると思うよ。

と思い躊躇していると、心臓は残っているので、そこから血液が採れるはずだと。
いわれるままに苦労して2ccくらい液体は採れたけど、結局その血液では血液型は分からず(当たり前)、車から何とか身元を割り出したようだ。


今回は見た目で事件性の有無など判別できないことが分かったので(そもそも警察が判断すること。私の出る幕なんぞ最初からない)、前のめりになる悪癖は出ずに済んだ。

救急でいろんなやけどの患者さんを診たが、さすがにあそこまで焼けてしまっているのは、あの時以外に経験がない。

結局、このときのすすの匂いは体に染み付き、夜お風呂に入っても消えることはなかった。


| 服部達也 | へっぽこ警察医(気楽な読み物系) | 17:56 | comments(0) | - |
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