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リハート、それは心癒す日々。

美容内科医 服部達也 ブログ
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第4内科は死の香り
みんな、今年がうるう年だってこと、いつ知りましたか??
ぼくは、昨日。
昨日スタッフが、「明日で2月も終わりですね」とか言うから、「何言ってんの。今日28日でしょ。2月だよ。」
いえいえことしは29にちまであるんですけど。。。

子供のときは、来年(あるいは今年は)うるう年だから29日まであるからね!なんて教えてもらっていたけど、大人になるってのは、うるう年を自分で知るということなんだね…



たわごとはこれくらいにして、昨日のうわさ話しから関連した話。

ぼくがいた日本医科大学第4内科は、基本的に呼吸器内科と呼ばれる。
肺癌とか喘息とか肺気腫とか、呼吸に関する疾患を主に診る。
そしてそれ以外だと、感染症内科の面もあり、HIVなども診る。
腫瘍内科として、肺癌以外の腫瘍に対する抗がん剤治療もおこなう。
ぼくが実際に治療にあたったものとしては、乳がん、皮膚がん、胃がん、大腸がんなど。

腫瘍に対する抗がん剤の治療というと、進行していて手術ができなかった症例や、転移してしまった症例、再発症例などが多くなる。
良くなって退院される方が多いのだけれど、扱う病気からいって、不幸な転記をたどる患者さんも少なからずいる。


胃がんや大腸がんなどで外科に入院していた患者さんが、抗がん剤の治療をすることになって、転科してくる。
第4内科の病棟に移ってくるわけだ。

すると、多くの患者さんはこう言う。
「いやぁ、第4内科に移されたってことは、おれももう長くはないってことだな」
「第4内科に移ると、出て行くときは霊柩車だ」

違うんですよ。

第4内科に移るといかにも、殺されちゃう、みたいなうわさが流れているみたいだけど、
多くの患者さんが良くなって退院している。
他の科で診きれないような患者さんが多く紹介されてくるから、助けることができないような状態になっているような人も多くいる、ってことなんだよ。
医者はさ、命を助けるために治療に当たっているわけで、ここに移ってきたら死ぬ、とか言われると悲しいよね。

そんなことを言っている患者さんが、元気で退院していくのを見送るときは、そりゃ得意にもなるってもんだ。

命に関することは、デリケートな問題だから、いろんなうわさが立つのは仕方ない、ってことかもしれないね。
| 服部達也 | 回想録 | 13:26 | comments(2) | - |
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コメント
こんにちはっ(´・ω・`)

>ここに移ってきたら死ぬ

・・・こんな事を言われたら、本当に悲しくなってしまうと思います。治療をするという事は、「社会復帰に繋がる」もしくは「つらい」というイメージが私の中にあるのですが、病気になってしまったら、どうしても悪い方に考えてしまうのかな・・・と思いました。でも、自分や周りの勝手なイメージでネガティブにならず、前向きな気持ちを持つように心掛ける事が、大切なのだと改めて感じました。
| りゅ | 2008/03/01 12:14 PM |
>りゅさん
その分、その患者さんを元気に送り出したときは、喜びも倍増ですよ。
というか、治療しているうちにそんな疑念も晴れることがほとんどです。
ま、親切ぶっていろいろ吹き込む人はいますからね。
| 服部 | 2008/03/01 2:47 PM |
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