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美容内科医 服部達也 ブログ
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風邪と抗生物質 〜その2〜
昨日、風邪に対する抗生物質の処方に対する話を書いた。
今日もちょっとまじめな文章が続くけど、たまには許してちょーだい。


僕は呼吸器内科出身。
しかも日本医科大学の呼吸器内科は、かなりレベルが高いのじゃないかと思う。(僕自身のレベルは別に・・・)

呼吸器内科は、肺炎や気管支炎などの呼吸器感染症を診ることが多い。
肺がんの患者さんでは、抗がん剤などによって免疫が低下し感染の確立が増えるし、終末期の方も感染症にかかることが多い。
呼吸器内科は、いかに細菌やウィルスの感染から患者を守るか、について日々闘っている科でもある。
他の科の医者から、抗生物質の選び方についてのアドバイスを求められることも多い。

そんなわけで、研修医になったときから、抗生物質の使い方については厳しく指導された。
指導医のS先生は、これまた素晴らしい医者で、抗生剤を使うときには
「患者さんは、どのような菌に感染していると予想されるか。また、なんでそう予想したか。しっかり考えてから、その予想される菌群に有効と思われる抗生剤を選べ」とことあるごとに話していた。

当然、ウィルス性の疾患には抗生剤を用いることはNGだし、強い抗生剤、流行の抗生剤をなんとなく使用することは許されない。


ところが、一般病院にいくと、他の医者は何も考えず、がしがし抗生剤を出しまくっている、ように見えた。

そこで、医療についてだけは熱くなってしまう若き僕は、かなり多くの医者とバトってしまった。
風邪の人に抗生剤の注射を打つのはなんでですか?意味無いんじゃないでしょうか?と。

するとどうよ。

他医「あれ?風邪にも抗生物質って効くでしょ?」
ぼく「いや、風邪はウィルス性のうんちゃらこうちゃら・・・」
他医「患者さんが希望するもんだからさぁ」
ぼく「薬屋さんじゃないんだから、打ってって言われて注射するのって・・」
他医「いやほんとは、肺炎になるのを予防するために打ってるんだ。そう、ほんとはそう。」
ぼく「・・・1990年、メイヨークリニック(アメリカの有名な医療機関)の大規模試験で、風邪の人に抗生剤を投与しても、肺炎を予防する力は無い。っていう結果が出てますが」
他医「・・・」
横でその医者と癒着している薬メーカーの業者さんが苦笑い。これが日本の医療の実情か。


僕は根が素直なので、医療を信じたい。
おそらく、ある程度年配の医者は、抗生物質に対する教育がちゃんとなされていないだけなんだと思う。
しかたない。
医療は進歩していくものだから。(僕も最近乗り遅れ気味)

患者さんも、そんな医者の治療や教えを受け続け、正しい知識を得ないまま
抗生物質=万能薬
という考えになんとなく、なっているんだと思う。
この「なんとなく」っていうのが難しいところだと思うよ。

べつに、カゼ症候群に抗生物質を処方したからといって症状が悪化するわけでもないし。

でも、必要ない薬は飲まないほうがよい。
知識が間違っているのなら正したほうが良い。
医療に対しては真摯な気持ちであるべき。

医者になる前は、こんなに熱い医者になるとは、自分でも思わなかった。
でも、自分の選んだ仕事に対して真剣に生きるのは当たり前だよね。
とくに医者ってのは人の人生に関わる仕事なんだからさ。
僕も間違うことはあるけど、正しい意見には従うよ。
医者のプライド、っていう問題はまた別に書くけど。

なんだかわけわからない長文になったけど、とにかく、カゼ症候群には抗生物質は無効。
カゼですね、抗生物質出しときます、っていう医者はどうかな?
ってことで、大丈夫?

間違えてはいけないのは、カゼ症候群は蓄膿症や溶連菌感染症や扁桃腺炎などなどの、抗生剤を使ったほうが良いと思われる病気と区別されなきゃいけないし、
カゼで抵抗力が弱まり、細菌感染も引き起こすことは十分考えられる。
そしてそのときには抗生剤を正しく選択して使う必要があるだろう。


next続きを読むひとはこちら
| 服部達也 | 薬・抗生物質 | 01:01 | comments(27) | - |
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コメント
はじめまして。「抗生物質」を調べていたらたまたま見つけて、とても興味深い記事だったので拝見させていただきました。
少し長くなりますがよろしいでしょうか?
私は1歳の娘の母親です。
先日、娘が39℃の熱を出したので内科&小児科を診療している近所のかかりつけクリニックに連れて行きました。
突発性の疑いもありましたが、セキ・鼻水がでていて、しかも母親の私が風邪をひいてる・・・と言うことから、風邪からくる発熱であろうと診断されました。
そしていくつか薬を処方されました。
その中に抗生物質も含まれてます。
うちの主人は薬を嫌がる人で、本人は全くといっていいほど薬を口にしません。なので乳幼児である娘に薬を服用させる事を良く思ってません。
私も薬を飲まなくて済むのなら、出来れば避けたいとは思っています。
主人が薬を嫌がる理由は、本人が子供の時に風邪で服用した抗生物質の副作用で歯が薄黒くなったから事があるから、と聞いています。
今回娘に処方された薬は
・ケフラール細粒小児用100mg(セフェム系抗生物質)
・ラックビーR(整腸剤)
・ムコダインシロップ5%(痰を出しやすくする)
・アンヒバ座薬小児用50mg(解熱剤)
以上です。解熱剤だけは使用していません。
専門外かとは思いますが、アドバイスをいただければ幸いです。
Q1、この処方は妥当か?(症状は熱・鼻水・軽いセキ)
Q2、処方された薬は処方通りきっちり飲み続けた方が良いのか?私はよく、この薬は飲まなくていいんじゃないか?と勝手に判断して飲まない事があります。また、症状が軽くなると途中で飲むのをやめてしまうもがあります。
Q3、日ごろの疑問、今通っているクリニックに限らず、病院に行くと何だか余計な薬まで処方されてる気がいつもします。
薬を処方する数だとか、何か病院側にとって有利な事とかあるのでしょうか?

以上です。
ど素人のおかしな質問かとは思いますが、お答えいただければ幸いです。宜しくお願いします。
| ひなM | 2006/05/01 12:57 AM |
>ひなMさん
こんばんは。抗生物質への長文ブログ、読んでくださってありがとうございます。
私の専門は呼吸器内科と美容内科(変な組み合わせ)ですので、1才の子に対する考えは、あくまでも参考程度にしてくださいね。
1:処方は的確か。
これは実際に患者さんを診てみないと分かりません。
ただ、咳と鼻水に対する薬は出てないみたいですね。
ムコダインには気管支粘膜を修復する作用もあるため、結構重宝します。
抗生物質は無用と考えます。カゼには抗生物質は意味がありませんから。小児科の分野では無意味な抗生剤投与がかなり多いと、以前から気になっておりました。
ただ、もしかしたら細菌感染を疑う症状が出ていたのかもしれません。診てないのでこれは分かりません。
ラックビーRの意味が分かりません。
「ラックビー」に対し「ラックビーR」は、抗生物質によっておきた下痢に対して処方される薬のはずです。
最初から抗生物質を出すときに一緒に出してしまう医者がいますが、これは本来の使い方とは異なります。
現在の保険診療制度でも、このような使い方は認められていません。

僕も一般病院にいるときは1才くらいの患者さんは診ていました。町医者ですから、呼吸器だけ診ているわけには行きません。
その時の経験から言うと、
ムコダインシロップ、メジコン(アストミンだったかな)、アセトアミノフェン、ポララミンシロップを処方すると思います。
あくまでもここに書いてある症状の時には、ということですが。

2:薬に疑問がある場合は、すぐに担当医に相談しましょう。自己判断で飲まなかったり、途中で中止したりするのはまったくお勧めできません。
薬や病気の種類によっては、きちんと決められた日数飲み続けなければならないものもあります。
また、薬に対して質問をして、嫌な顔をするような医者のところには行かないようにしたいものです。

3:昔、薬は病院の中で処方されることが多かったと思います。その頃は、薬を多く出したほうが利益が出るので、薬をたくさん出すことがあったかもしれません。
しかし、院外処方(処方箋薬局で薬をもらうこと)では、いくら薬を出そうと病院の利益につながるわけではありません。また、保険点数の改訂などにより、ある程度以上薬を出しても保険で切られたり(その分のお金は病院負担)、保険で出るお金の上限が決まっていたりしますので、薬を多く出しても病院にはあまりメリットがありません。

薬を多く出す理由として、
・医者の知識が甘く、不必要な薬を出してしまっている。
・医者のセンスが悪く、病気を絞りきれないため、「念のため」出している薬がある。(じゃあ一応出しときましょう。一応検査しときましょう。念のためこれを飲んでおいてください・・・)
・患者さん側の権利意識の向上や、医療に対する不信感からか訴訟が増えてきており、医者側も今まで以上に治療に対して不安感が増している。したがって薬を幅広く出しておいたほうが安心。
・最近の患者さんは、すぐに効果が出ないと満足しないことが多く、違う病院に移ってしまうことも多い。それを防ぐには薬を多くして効果を強くさせたい。

などが考えられます。
医療者、患者、どちらにも原因がありそうです。


一番重要なのは、何でも話せて、なんでも相談できて。
知識が豊富で、たとえ知らないことを質問されたら知らないと素直に言い、調べて回答してくれるような医者。
こんな信頼できるかかりつけ医を見つけることです。
これは難しいことですが、見つかったなら幸せなことです。

いずれこのことについてもブログで書いていきたいと思います。
長文すみませんでした。コメントが遅くなってしまったことも。
| 服部 | 2006/05/02 12:20 AM |
ご丁寧に回答いただきましてありがとうございました!
そうですね、自己判断はやめてきちんと相談したいと思います。
聞きたいことがあっても、威圧感があったり忙しそうだったりで聞けないでいる事多いのですが、でも疑問を抱えたままでいるこちらも良くないですよね。
何でも話せて何でも相談できる様、こちらも努力したいと思います。

娘はやはり突発性ではなく風邪だった様でした。
熱は1晩ですぐに下がり、今は元気に動き回っています。
鼻水・タン・セキは相変わらずで、再診したところ以下の薬を処方されました。
・アスベリンシロップ0.5%
・タベジールシロップ
・ムコダインシロップ5%


「お気に入り」に登録しましたので、今後も記事を拝見させていただきたいと思っております。
今回は本当にありがとうございました。
ひなM
| ひなM | 2006/05/02 10:51 AM |
>ひなMさん
カゼで良かったですね。

新しく処方された薬、僕が書いたものとほぼ同じ似てますね。
その医者、じつは僕だったりして・・・

今後も何か知りたいことがありましたら書き込んでくださいね。
ブログで取り上げて書かせてもらいます。
医者に聞いてみたいけど聞けない・・・ということは結構多いんじゃないかと思いますので。
| 服部 | 2006/05/02 10:26 PM |
抗生物質のブログについて。
そうだ!そのとおりだ!服部さんは本物のお医者さんだぁーー!!(T^T)

唐突ですみません。感動したのでコメント書きたくなっちゃいました。
服部さんみたいなお医者さんが、ちゃんといるってわかって、医療不信も少し解消されました。
しかもたまたま同姓だったのでうれしいです。

服部幸子(医療系専門職)
| 服部幸子 | 2006/09/12 1:25 AM |
>服部幸子さん
はじめまして。
服部っていう苗字、結構珍しいですよね。
しかも医療系とは。

医療の現場で働いていると、裏側が見えるので、医者に対する不信感が沸くのも分かる気がします。
ぼくも、医療の悪い体質を変えようとかなりがんばって闘ったときもありましたが、なかなか自分ひとりで出来ることは限界がありますよね。
プライベートがぐずぐずなぶん、医療に対してはかなりあつくなっちゃうんですけど。

あ、でも、素晴らしい医者が集まっている病院もありましたよ。そこにかかってる患者さんは幸せだったんじゃないかなぁ。
そんな場所を作りたいですね。

お互いがんばりましょう!
| 服部 | 2006/09/13 9:58 PM |
突然ですみませんが、ブログを拝見させていただき、とても驚き急に不安になったので質問させてください。
私は完全に素人で、風邪に抗生物質が効かないなんて本当に知りませんでした。
 私はまだ20代半ばであるにもかかわらず、昔からよく風邪を引き(症状はだいたい喉が痛く、鼻水・せきが出て、微熱、ときには高熱が出ることもありますが)、そのたびに耳鼻科等でお世話になっていました。
そしてその都度、抗生物質を含めた五種類くらいの薬をいただき飲んでいました。月に一回くらい風邪引いたり、長引いたりすることもあり、今までにかなりの量の薬を飲んでしまっていると自覚しております。
 そこで質問なのですが、薬をたくさん飲んでしまっている私の体は免疫力の低下など危険な状況になってる可能性は高いのでしょうか?また、抗生物質を頻繁に(長期に)飲むことによって生じる危険とはどのようなことなのでしょうか?
 とても心配になっておりますので、教えていただければ幸いです。宜しくお願い致します。
| お悩みさん | 2006/10/03 12:27 AM |
>お悩みさん
すみません、こういう質問が出ることを想定しなければならないのに、説明不足の文章になってしまって・・・

せっかくなので、最新のブログにて説明させていただこうと思います。
(1日分書くことが増えた。やったね!)
| ハットリ | 2006/10/03 2:40 PM |
こんにちは!初めまして。
昔の記事にコメントしてすみませんm(_ _)m
先生のブログ、とっても勉強になります!!
現在私は医療事務の勉強中で毎日カルテを読んでいます。
医療用語や薬の勉強をすることも嫌いではないのですが
それでもなかなか分からない事が多い。
でも、事務方として後方からですが医師、看護士さんたちが働きやすいように、患者さんが安心して医療を受けられるようなきちんとした仕事をしたいと思って日夜勉強に励んでいます。やっと勉強になる良いブログに出会えました〜。
嬉しい〜。嬉しくて思わずコメントを書き込んでしまいました。(TT)感涙
| しのっぴ | 2008/03/07 9:48 PM |
>しのっぴさん
こんにちは。コメントありがとうございます。
なんだかとってもうれしいコメントをいただいて、ちょっとテンション↑
医療事務の勉強中って、いままで聞いたことが無いような単語が普通に出てくるから、結構めげるんですよね。
そんなときは遠慮なく質問して下さい。
ありがたくブログのネタとして使わせていただきたく・・・
| 服部 | 2008/03/08 11:36 AM |
医療の言葉そのものは勉強する事は楽しいです!
(でも、検査の略語はまだまだ全然意味不明←これは当たり前)点数の仕組みで引っ掛かっています。
AとB両方やるとAしか算定できないとか、ここは採血の点数取ってはいけないとか、いいとか…厚生労働省の作ったルールに首をかしげることが多いです…。こんな手間隙かけて、外来管理料取れなくなったらやってられないだろうなぁ。。。とか…すごく分かりにくい…。意味が分からないルールも多いです。でも出来高制だから重病の患者さんにとっては負担は多いだろうし…いろいろ考えさせられます。
私は患者さんの(医学的な事柄を含む)質問に答えてはいけないのですが、何を疑問に思っていらっしゃるのか理解できるようになっていないと…。
服部先生、嬉しいお言葉ありがとうございます!
今日もずっと勉強していたのですが、またやる気が沸いてきました!!
| しのっぴ | 2008/03/08 6:11 PM |
はじめまして。抗生剤について調べていたらたどり着きました。無知なもので・・もしお時間ありましたらお教え願えないでしょうか。 

2歳の子どもが風邪をひき、解熱後咳・鼻水(+軟便)を出して処方されたのが下記の薬です。1日3回 用量は1回分です。

ペリアクチン散1% 0.067g
アスベリン散10% 0.033g
小児用ムコソルバンD S1.5% 0.2g
エリスロシンドライシロップW20% 0.5g

また、最初に気になったのが、他の薬に比べて抗生剤の量が多すぎないか?という点でした。今回初めて行った病院で、過去に薬の量を間違えたといううわさを聞いたことがあるのですこし不安になっています。
鼻水も透明だし、胸の音にも異常なし・・ 抗生剤必要なの?という疑問もありました。

他の病院では大抵整腸剤が追加でありましたが、今回は整腸剤がありませんでした。整腸剤は下痢をしてから処方されるべきものだということなのでしょうか。

「痰がなかなか切れない」と私が話をしたせいか、痰きりの薬が多いように思うのです。というより全体の薬の量のバランスが悪いというか。

効果や薬の強さによってこのような容量となっているのでしょうか。眠気がでる薬もあるせいなのか、今日16時から夕飯も食べる事無くずっと眠り続けています。。 
| きりちゃん | 2009/07/22 1:10 AM |
>きりちゃんさん
こんにちは、返事が遅くなってすみません。
時間が取れず、自分のブログを開いていませんでした。。。

もう日にちが経っているので遅いとは思いますが…
エリスロシンは、たしかにちょっと多めですね。
ただ、体重にもよるので一概には言えませんが。
もちろん、抗生剤自体必要だったかと言うと、かなり疑問がありますが、日本の小児科医はなぜか抗生剤を出しまくるので、よくあることです。
あってはならないことですけど。

次からは、なぜ抗生剤が必要なのか聞いて、いらなそうだったら断ったほうがいいですね。
念のため・・・とか言われると思いますが、その程度の必要性だったら、飲まないほうがいいと思います。
| 服部 | 2009/07/25 6:37 PM |
私は、1ヶ月前に急性副鼻腔炎と診断され、クラリスを2週間飲みましたが改善なく、2週間バナンを飲みましたが効果なく、今週末、また耳鼻科に行く予定です。こういう場合、どうすればいいのでしょうか?
| toshi | 2009/11/19 10:18 AM |
>toshiさん
クラリスも、耐性菌がものすごく多くなっていて(日本では特に増えている)、抗生物質として働いてほしいような病気に効かないことがあります。
本来、抗生物質というのは、原因菌を検出し、それがどの抗生剤に反応するのかを調べた上で、抗生物質を投与するべきものなのです。
しかしそれでは結果が出るまでに2〜3日のロスが出るため、原因菌を推測して、それに合う薬を出すのです。
ところが、感染症に詳しくない医者は、薬屋さんから言われた薬や、なんとなく使ったことがある薬を、何の菌が悪さをしているのかを推測もせずに使ってしまうため、効果はないし、耐性菌を作ってしまう。。。という悪い流れを作り出してしまいます。

今回、2種類の抗生物質が効かなかったわけですから、副鼻腔から原因菌を検出する検査をおこなうべきなのではないかと考えます。
それと、そもそも急性副鼻腔炎という診断であっているのかということも、考え直してみる必要があるでしょう。
もう4週間も経過しているわけですからね・・・

ま、原因菌が特定できない以上、急性副鼻腔炎に対してクラリスとバナンを処方するのは間違いではありませんから、今後については主治医とよく話し合ってみてください。
実際に診察した医者が、一番よくあなたの状態を知っているはずですから。
| 服部 | 2009/11/19 12:27 PM |
丁寧なコメントありがとうございました。週末に耳鼻科の先生に相談してみます。
| toshi | 2009/11/19 12:50 PM |
以前も何度かこのページを拝見し、今回また抗生物質で検索してお邪魔しました。
我が家のお世話になっている内科(小児科)や耳鼻科も行けば100%と言ってよい程、毎回抗生物質を投薬なさいます。
そこで服部先生のこちらの文面に出会い、やっぱりなんでもかんでも抗生物質を飲んでしまうのは良くないはず!と、常々思いながら子育てしております。
今も二人の子供たち(5歳と2歳)が青黄色い鼻水を出していて、2歳の方は夜中鼻づまりで呼吸しづらいようでちょくちょく起きてしまいます。
咳はごくたまに出る位です。発熱は2歳の方だけが昨夜38度7分位まで上がり、その後微熱です。
明日の昼間に子供たちを耳鼻科へ連れていくか迷っております。
そこで服部先生にお伺いしたいのですが、ウイルス感染と細菌感染との違いを見分けるいくつかの判断材料には、どのような事があるのでしょうか。。。お忙しいところ申し訳ございません。
| なか | 2009/12/01 12:38 AM |
>なかさん
こんにちは。
抗生物質は必要なときに使うものですが、変に抵抗感を示して、使うべきときに拒否する患者さんもいたりして、なかなか厄介なことになっていると感じます。
で、細菌感染とウィルス感染の違いは、まず大きなものは、病気の種類のよって見分けるということです。
これは一般の方には難しいのですが、たとえば風邪はウィルスによるもの、気管支炎は細菌によるもの、副鼻腔炎は細菌によるもの・・・などとすでに解明されているので、それで推測します。
病気が何であるか分からないといけないので、本来は医者が正しく判断しなきゃいけないんですけどね。

まあたいていは細菌感染で、ウィルスによるものは限られていますから、そんなに難しくないんですけど。

血液検査で白血球の数を見るというのもありますが、これも一般では無理ですね。

基本的には、風邪はウィルス(風邪による腸炎もウィルス)、それ以外は細菌と考えておいても良いと思います。
ただ、細菌といってもいろんな種類があって、それぞれ効く抗生物質が違いますから、なんでもかんでもクラリシッド(クラリス)とかフロモックスを出せばいいと思うのは間違ってるんですよね。

あと、今の時期はインフルエンザも怖いので、高熱が出るようだったら、病院に行って診てもらったほうがいいですよ。
| 服部 | 2009/12/01 4:47 PM |
ご多忙のなか、お返事頂きありがとうございます。
ウィルス感染と細菌感染の違い、とても解りやすく教えていただけて感謝しております。
実際にはドクターに診断をお願いするわけではありますが、自分のなかで何の考えもなく診ていただくのと、少しでも病について考えながら診ていただくのとでは違うだろうな…と思い、服部先生にお伺いできて本当に良かったです。

私自身抗生物質(フロモックス)でカンジダになってしまい、しかし過去2回急性副鼻腔炎で猛烈な頭痛等に苛まれ、飲みたくないけど飲まずにいられないという経験がありまして。

子供たちが大人になる頃は、耐性菌事情はどんなことになってしまっているのか、不安を抱きながらも毎日を過ごしております。

この度は本当にありがとうございました。
先生もどうぞお体ご自愛下さいませ。
| なか | 2009/12/01 10:01 PM |
初めまして
地方の病院で看護師をしている者です。
微生物学は苦手な分野なので色々教えて頂きたいです(・ω・)/
| りんちゃん | 2010/12/02 1:40 AM |
>りんちゃんさん
こんにちは、コメントありがとうございます。
私も最近は美容ばかりで、結構忘れてしまっていることも多いですから、勉強がてらときどき書いてみようと思います。
更新速度が異様に遅いので、気長に待っていてください。
なにか聞きたいことがあれば、遠慮なく聞いてくださいね。
| 服部 | 2010/12/02 6:03 PM |
ブログを読んで大変参考になりました。私は、新人看護師です。うちの病院では高齢者が多く、肺炎で抗生物質の点滴が10時と18時の2回点滴しています。種類にかかわらず、ロセフィン・パンスポリン・ペンマリン・スルペラゾンなどですが、種類によっては投与回数を増やした方がいいのではと思い、先輩に聞くと医師指示だし6時間以上空ければいいのよ、と言われています。抗生剤が効かず指示変更も多く、熱もなかなか下がらないし。もっと抗生剤に強くなりたいと思っています。何か参考になる知識を教えてください。忙しいと思いますがよろしくお願いします。
| かっちゃん | 2011/04/17 3:26 PM |
>かっちゃんさん
こんにちは。
抗生物質の使い方に興味を持つっていうのはすばらしいですね。
たいていの人は、なんか感染症だからとりあえず抗生剤でも使って、効かなきゃ変えりゃいいや・・・と思っているみたいですから。
本当は、この患者さんの肺炎となっている原因菌は何かを推測(元の病気や年齢、発症した場所などから)して、それにあう抗生剤をまず用います。
その間に培養検査をして、その結果を元に抗生剤の種類を変えます。
ほとんどの医者は、とりあえず〇〇投与しておいてと、抗生剤の種類を考えずに投与してしまいますが、なぜその薬をいま使うのか考えて使わないといけないんですよね。
呼吸器内科にいるとき、指導医の先生によく注意されたものです。
そのうち、抗生物質についてきちんと書いていきます。
| 服部 | 2011/04/18 3:44 PM |
早い回答ありがとうございます。抗生剤について、楽しみにしています。自分で調べてはみるものの、難しくて覚えきれなくて、先輩もいまいち反応が鈍くて。2種類の抗菌剤を同時滴下したりと、毎日が不安でいます。
| かっちゃん | 2011/04/18 7:29 PM |
服部さん こんにちは

検索してたどり着きました。少し前の記事のようですみませんが書き込みいたします。

年末の12月28日に急に熱が出て、食べたものを吐いてしまい、その後3日ほどなにも食べられず大晦日も一人寝込んでいました。お正月には回復してきたので少し食事をしましたが、1月6日から咳が出始めて今日は1月9日ですけど夜も寝られないくらいに咳き込んでいます。今朝病院に行ったら急性の肺炎かもしれないけどまだわからないから薬飲んでみて、とお薬を処方してもらいました。普段からカゼもひかないし薬は飲まないほうなのでクラリスという抗生物質を飲むことにに抵抗があります。これ飲まないといけないのでしょうか、、クラリス以外の薬はのんだけど咳はまだでています。そういえばお正月に甥っ子がずっと咳をしてたのが今となっては気になります。1973年生まれの同級生で同性の服部さんで嬉しいです。
| 服部貴子 | 2014/01/09 10:15 PM |
>服部貴子さん
こんにちは。
服部って名前、結構珍しいですよね。

肺炎かどうかは、肺の音を聞けばある程度分かると思うんですが・・・
肺炎であれば抗生剤を飲まないとなりませんが、肺炎かどうかわからないのであれば飲む必要はありませんね。
呼吸器内科で診てもらうとすぐわかりますから、呼吸器内科を受診してみてください。
ブログを開くのが遅くなったので、もう遅いかもしれませんが・・・
| 服部 | 2014/01/14 3:05 PM |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2014/01/14 10:33 PM |
コメントする


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