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美容内科医 服部達也 ブログ
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塩の摂取量

*医事新報No4433より(私の知識を元に書き加えあり)

日本循環器学会でおこなわれた「食塩と高血圧」シンポジウムにて、やっぱり日本人は塩を多く摂るなぁ、ということが発表された。

高血圧の中でも、日本人は塩分依存性といわれ、塩の摂取を減らすことで血圧を下げやすいといわれている。
高血圧の患者さんが来たら、塩分制限について指導するのは当たり前なのだ。

厚生労働省は、食塩摂取量の目標を「1日10g未満」に設定している。
10gの塩というと、軽量スプーン小さじ2杯程度である。
1日これいないに収めるのは、かなり厳しい。

で、実際にどれくらい摂っちゃっているのかというと、男性12.3g 女性10.9g。
欧米はたいてい10g以下。
中国は男性14.3g、女性12.3gということだから、醤油文化のあるアジアでは、総じて塩分摂取量が高くなるのかもしれない。

しかも、高血圧治療中の患者さんで、塩分制限を実施している人は9%しかいないらしい。
なんたること。


ということであるが、ダイエット外来をしていると患者さんから塩分制限について聞かれることがよくある。
塩分もやっぱり控えめにしたほうがいいんですか?と。
たいがい、1日10g程度に減らしたほうが良い、とアドバイスしているが、それを後押しすることがシンポジウムで発表されたらしい。

食塩による臓器障害は、高血圧によって引き起こされると考えられてきた(だから、高血圧の治療ありきだった?)。
しかし、高血圧を解さないメカニズムもあることが分かってきた。

東大の長瀬美樹氏によると、メタボリックシンドロームになっているラット(以下MSラット)と、肥満のない高血圧ラットに4週間たくさん塩分を与えた結果、MSラットのほうが腎臓がやられ、心機能も落ちていた。

これには、血液中のアルドステロンという物質が関与しているらしいのだが、難しい話はカット。

ようするに、血圧が高くなくても、ある程度太っている人は塩分を減らしたほうが良い、ということ。
腎臓や心臓の病気を引き起こしやすくしてしまうからだ。
血圧が高めなら、なおさらだ。


ちなみに、お味噌汁1杯(約150ml)に含まれる塩分は約1.5g。
お醤油は100mlで塩分18gを含む。
煮物とかするときは注意が必要だ。

 

| 服部達也 | 内科・病気 | 17:45 | comments(5) | - |
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コメント
味の素の様なグルタミン酸ナトリウム含有の調味料の多用も、血圧を上げる原因になるので注意が必要ですね!その昔、私の祖母は何にでも味の素を振りかけていました。
| 美香 | 2009/04/14 12:39 AM |
セララ飲んでいたら腎臓保護に繋がるのかな?
(?_?)ほょ?
| ふむふむ | 2009/04/14 5:25 AM |
>美香さん
そうですね。調味料も控えなければいけません。
お新香にたっぷり味の素ふって食べる人いるでしょ?
びっくりしますよね。

>ふむふむさん
セララというと、アルドステロンブロッカーですよね。
今回発表された東大の長瀬氏の研究では、メタボラットでは血中アルドステロンが高かったそうです。
で、アルドステロン受容体阻害薬を投与したところ、腎機能も心機能も正常値まで改善したそうです。
有名なところだと、ニューロタンも腎保護に使われますよね。
| 服部 | 2009/04/14 3:39 PM |
お味噌汁は量を減らすと 普通に皆と同じ物を食べられますか?
| おと | 2009/05/06 1:15 AM |
>おとさん
こんにちは、コメント遅くなってしまいすみません。
GW期間中、一回もブログ開きませんでした・・・

お味噌はなるべく減塩のものを使うか、味噌を少なめにしましょう。
トータルの塩分が問題なので、塩分濃度を考えれば、お味噌汁を普通に飲んでも大丈夫です。

塩分を減らすには、酸味をうまく使ってあげるのもひとつの手です。
たとえば、塩やしょうゆをものすごく減らして、お酢やレモン汁をかけるだけで、塩分がかなり少なくても味に不満を感じません。
さすがにお味噌汁にお酢は入れないでしょうけど・・・
| 服部 | 2009/05/07 3:04 PM |
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