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re-Heart Note

リハート、それは心癒す日々。

美容内科医 服部達也 ブログ
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片頭痛

この間、テレビ東京で頭痛について特集をしていた。
主治医にしたい診療所というような名前の番組で、東京女子医大脳神経センター頭痛外来の講師である、清水俊彦医師が解説していた。
清水先生が、同じころ発売された医事新報という医学雑誌に、片頭痛のことを書いていたので紹介する。

片頭痛というのは、片頭痛の体質を持っているひとがある特定の外的刺激をうけたとき、脳のある部分の興奮性が増し、それが一定以上になると頭痛を感じるもの、らしい。
たとえば、光、音、においなどで脳が興奮して痛みを感じたり、気温や気圧の変化、女性ホルモンの変動によっても痛みを生じてしまうのだ。

片頭痛においては、脳の血管が拡張したとき、その血管周囲にある三叉神経の終末を刺激して痛みを感じる。
普通の痛み止めは、この三叉神経からくる痛みを軽減するものだが、脳血管の拡張を押さえない限り、根本的な解決とはならない。
鍋を火にかけて吹きこぼれているときに、吹きこぼれているぶんだけをすくっても効果は少なく、火を弱めないとならないのと同じだ。

脳血管内にある血小板からセロトニンが異常に放出され、セロトニンが枯渇すると、それに反応して脳血管が拡張するらしい。
それが片頭痛が発症するもととなる。
それを抑えるのが、トリプタン製剤という薬だ。

まあ、難しい話でよく分からないところもあるが、要は、片頭痛というのは普通の頭痛と違い、ちゃんとそれようの治療をしないと解決にはならない、ということだ。


で、片頭痛が起きても、普通の痛み止めや市販薬で一時的に痛みが軽減されるので、常用する人がいる。
すぐ頭が痛くなるから痛み止めが手放せない、っていうひとは周りにもいるだろう。

本来、片頭痛の治療をしなくてはならないのに痛み止めでごまかしていると、頭痛の型がくずれてきて複雑になったり、脳血管の興奮が収まらず、痛みが頻繁に起こったりするようになる。
痛み止めの量も増えたりする。


医療機関を頭痛で受診する患者さんの多くが、肩こりなどからくる「筋緊張性頭痛」だといわれてきたが、清水医師によると、筋緊張性頭痛と診断されている患者さんの多くが、じつは片頭痛をこじらせたものであるというのだ。
まずは患者さんから問診をしっかりおこない、そこに実は片頭痛が隠れているのではないか、見つけてあげる必要がある。

*参考までに、片頭痛の診断基準へのリンクを貼っておくので、気になる人はチェックしてもらいたい。
→片頭痛の診断基準はこちら

あまりにも片頭痛を放置し、脳の興奮状態が続いてしまっている人は、興奮状態を鎮めるために「てんかん」の薬も使ったりするらしい。


ハートリークリニックにくる患者さんの中にも、「わたし、片頭痛持ちでよく痛み止め飲んでるんです」という人が多いが、そのほとんどが普通の痛み止めである。
僕自身も片頭痛持ちで、トリプタン製剤である「ゾーミック」を時々使うが、半日以上我慢してから使うことが多い。

まずは、頭痛が片頭痛なのかどうか、だとすれば治療は正しくおこなわれているのか。
なるべく専門医を受診し、正しい薬を適切に使うことが必要ということになる。


頭痛ってのは、頭痛持ちの人にはあまりにも日常で、すぐに普通の痛み止めを飲んでしまうことが多いが、もしかしたらその頭痛は、片頭痛なのかもしれない。
一度しっかり考えてみるべきだ。

| 服部達也 | 内科・病気 | 16:38 | comments(15) | - |
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コメント
子供の時、頭痛持ちだった。
と、書き出して
昔話ばかりの自分に愕然としました。
やあねー。

はい、わたしの偏頭痛は過去形です。
いま、頭痛がしたら確実にかぜです。

(^^ヾ
| あつつ | 2010/10/05 8:25 PM |
服部先生へ
おはようございます(*^^)
頭痛、私はほとんど、その経験がないんですが、つい一昨日
生理が始まり、当日どうも朝から頭が重く、午後からは
もう左側、耳の後ろあたりが、ずんずんと痛むんですよ==;
正直、それに慣れてないので、もう辛くて・・・早退しようか?と思ったぐらいでした。そして夕方帰宅1時間前ぐらいから、痛みが治まってきましたが・・・同僚や管理者は「お薬飲んだ方が良いと」すぐさま言ってましたが、私はガマンしちゃいました。
多分、一時的かな?と思ってたので・・・
あれ、本当に苦しいですね
| mimi | 2010/10/06 10:26 AM |
私ももう何カ月もほぼ毎日頭痛です。その番組、見ていたのですが、えんえんとくも膜下出血の話だったので、テレビ消してしまった。残念。
近所の内科や神経内科では「気にしなくていい」とか「薬を飲むな」とか、えーかげんな対応ばかりで鎮痛剤を一応出されましたが、ほとんど効きませんでした。それも消炎鎮痛剤で、なんか違う……と思いました。
最近頭痛専門のお医者さんを見つけて行って片頭痛の一種だと分かったのですが、長く続くのは抑うつ性で、実際抑うつ症状もあるので抗うつ薬を処方されました。
でもSSRIのことを本やネットで見ると、飲むのがいやになりました。副作用もあるらしいし、何より、ドーパミンを減らしてしまうということで。母はパーキンソンですし。
うつの人のドーパミン減ってしまったら元も子もないのではないでしょうか。特に私には必要だと思うのです。
なぜかというと、軽い頭痛のとき、何か楽しいことに集中すると、頭痛が消えるからです。そういうときってドーパミンが出ているんだろうと思うのです(素人ながら)。
このことに言及している情報は全く見つかりません。
やっぱり症状は患者が一番よく知っているなと思います。
先生どう思われますか。
| のらねこ | 2010/10/06 12:19 PM |
お疲れ様です先生。頭痛の痛みはイヤですね、私はストレスですぐ頭痛がでるのでストレスをうけるとこには行かないようにしてるのです。それであのもし病院が開いてない時に蕁麻疹が出た時はかゆみが治まるまでガマンしてないといけないのでしょうか?あと車のドアに指挟んで爪に血豆が出来たらほっといても大丈夫?なのでしょうか
| tamacocatcat | 2010/10/07 9:44 AM |
>あつつさん
頭痛は過去形ですか。
いいですね。
私の頭痛は現在進行形です。

>mimiさん
頭痛持ちの人は、それが頻繁に起こるのだからたちが悪いです。
僕の場合、片頭痛が起きると、24時間以上は平気で続きますから、おかしくなりそうです。
さっさと薬を飲んだほうがいいということが分かったので、これからは早めに飲みますが、副作用が半端なくて、それもまたつらい・・・
たまにしか頭痛がないってのは、うらやましいです。

>のらねこさん
薬を続けたほうがいいかどうかは、医者とよく相談したほうがいいですよ。
ただ、痛みっていうのは、なかなか相手につたわりにくいですよね。かなりの痛みで苦しんでいるのに、ほんとに痛いの?おおげさだねぇ、なんていう医者もいて、この痛みを相手にも感じさせる能力がほしい・・・なんて思うこともあります。
そいうのをちゃんと汲み取ってくれる医者もいると思います。
のらねこさんが、いい医者とめぐり合えることを願ってます。

>tamacocatcatさん
蕁麻疹は、薬局で売っている鼻炎の薬が効きます。
病院に行っても、抗ヒスタミン剤を出されるので、同じです。
保証はしませんが・・・
血豆は、わかりません。。
| 服部 | 2010/10/07 7:55 PM |
痛みといえば、生理痛。
頭痛だの腰痛だの。
みなさん、ごめんなさい。
私、無縁なのです。
職場の人に「生理痛の無い人初めて見た。」
この言葉に驚きました。
| あつつ | 2010/10/08 6:05 PM |
>あつつさん
う、うらやましすぎる・・・

ぼくは体は頑丈にできているみたいで、骨折したりひびが入ったりということは一度もありませんが、あっちが痛いこっちが痛い・・・は、しょっちゅうです。
| 服部 | 2010/10/08 7:16 PM |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2011/07/12 8:10 PM |
>なつさん
呼吸音や雑音は普通に聞こえますよ。
| 服部 | 2011/07/16 3:53 PM |
ご無沙汰、しております。(勿論、ときどき散歩には寄らせていただいています)
ところで生理痛ですが、あらためてまわりを見回すとたくさん居ました。
「病院へ行ったの」と聞くとたいていの人が「普通」と言われて「痛み止めをくれるだけだよ。」と答えます。
これ程、多くの女性が苦しんでいるのに、「それで終わり?」
それ以上のことは?
偏頭痛と同じように解決策はくすりを飲むの他はあまり無いものなのですか?
| あつつ | 2012/02/07 10:01 PM |
>あつつさん
こんにちは。
生理痛は、血液の流れを良くしたり温めたりすると良くことが多いようです。
生理前からショウガを食事に多く取り入れたり、ビタミンEやEPAなどのサプリメントを摂取するといいかもしれません。
ピクノジェノールというサプリも効果があるようです。

プラセンタも生理痛には効果があり、うちのクリニックで使っている限りでは、8割くらいの患者さんが生理痛の改善を実感しています。
| 服部 | 2012/02/09 4:24 PM |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2013/02/01 1:16 AM |
>匿名さん
ご要望通り非公開にしておきます。
まず、血圧と貧血は別物ですから、混同しないほうがいいですね。
ぞくに「朝礼の時に貧血で倒れた」というのは脳貧血(脳に血液が回らなくなる)ことで、ヘモグロビンが少ない貧血は鉄分が少なくて起きるもの(違うタイプもありますが)です。
貧血といっても、血圧から来るものと鉄分からくるものがあるのです。

匿名さんの場合は、血圧がかなりひくいのと、ヘモグロビンがかなり少ないのとで二つの貧血状態なると言えます。
血圧が低い人には、体重を増やしたり塩分を多めに摂ってもらって血圧を上げることがあります(大阪医大小児科准教授田中英高医師より)。
ヘモグロビンが少ないことに対しては、まず原因を調べて、鉄分が少ないのであれば鉄剤を飲んでもらったりします。

今受けている治療はそれなりに根拠があってのことですから、文章を読む限りは間違ってないと思います。
心配であれば、主治医にもう一度確認してみましょう!
| 服部 | 2013/02/05 3:06 PM |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2013/02/05 6:00 PM |
>匿名さん
またなにかあれば遠慮なく聞いてください。

冬の北海道には何回か行きましたが、雪まつりはまだ一回も見たことないです。
いつか行ってみたいんですけど、その時期は宿とか飛行機がとりにくいんですよね〜。
| 服部 | 2013/02/07 4:25 PM |
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