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リハート、それは心癒す日々。

美容内科医 服部達也 ブログ
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睡眠時間とダイエット

3年前に、睡眠時間と肥満度の関係について書いたことがある。
くわしくはこちらを読んでもらうことにして、あらたに睡眠時間と肥満の関係を調べた論文があったので、それを紹介する。

シカゴ大学のNedeltcheva医師がAnnals of Internal Medicine誌に投稿したのは、10人の男女に対し、8.5時間睡眠と5.5時間睡眠を取らせた場合、ダイエットにどのような影響があるかを調べたもの。

40歳くらいの男女に、1日約1400kcalの食事制限をおこない、それぞれ14日間8.5時間と5.5時間の睡眠をとらせ(昼寝は禁止)、体重がどれくらい減ったのかを調べた。
ダイエットをしているときに、睡眠をとったほうがいいのか少なくてもいいのか、同じ人で調べたというところに意味がある実験だ。

結論から言うと、8.5時間睡眠をとったときは平均で体重が1.4kg減り、5.5時間に制限したときは0.5kgしか減らなかった。
つまり、同じ食事制限をするのでも、睡眠時間が少ないと体重が減りにくい可能性がある、ということだ。

血液検査をしてみると、睡眠時間が少ないときには、血液中のグレリンの濃度が増え、ノルアドレナリンの濃度が低かったようだ。
グレリンとは、以前何回か書いたように、食欲を増加させるホルモンのこと。

ハートリークリニックに通っている患者さんでも、忙しくて睡眠時間が少ないと食欲が増える、ということが多いが、これはグレリンの増加に伴うことからきているのかもしれない。


今回の実験は10人に対し14日間だけというもので、ちょっとサンプル数が少ないような気がするが、クリニックに来ている患者さんをみても睡眠時間と体重減少には関連があると思われ、ダイエットには食事制限だけではなくて生活習慣も関係してくるということだ。

| 服部達也 | ダイエット (全般・やせ薬なども) | 16:06 | comments(10) | - |
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コメント
睡眠をとる時間帯が日によってまちまちだったり、分割して睡眠時間をとったりだと、ダイエットにはマイナスですね・・・。
そういえば、当直明けって妙な食欲が湧いてきて、気分悪くなるくらい食べてしまうことがあり「完全に摂食中枢がやられている・・・」と実感します。薬の効きも悪かったりするんでしょうね・・・。
ははっ つくづく私って、痩せられない人なんだわ。。(意志の弱さ含めて。。。汗)
| パセリ | 2010/10/29 8:01 PM |
「寝る子は育つ」と言う諺は、嘘だったのですね?!(笑)
| 美香 | 2010/10/29 8:22 PM |
先生お疲れ様です。ダイエットのお話しですが体重を減らすのはいろいろ大変ですよね。逆に痩せ過ぎと思われる人が体重を増やす為には太りやすいバランスの良い食生活をする?ということになるのでしょうか?どんぶり飯唐揚げマヨネーズとか?バターたっぷり味噌ラーメン?
| tamacocatcat | 2010/10/30 12:06 AM |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2010/10/30 2:08 PM |
>パセリさん
生活が不規則であれば、そのぶん食事には気をつけないといけない・・・ってことですかね。
まあ、生活のリズムってのは大事ですよ。
当直明けにお腹が空く感じは、分かります。

>美香さん
ほかの、たとえば甲状腺ホルモンの量や成長ホルモンの量、などには変化がなかったそうです。
被験者が40歳前後だったということも関係してると思います。

>tamacocatcatさん
痩せすぎて困っている人が体重を増やすのは、かなり難しいです。カロリーを上げても、あまり体重増減にはつながらず、じつはちょっとお手上げ状態なのです。
| 服部 | 2010/10/30 2:38 PM |
お会いしたこともないですが、いつもブログ楽しみにしています。

今まで体重計はたまに計る楽しみにしていましたが、
だんだん年齢とともに太ってしまい、
体重計をこの夏に入手しました。

興味深く一日5、6回計っていますが、
食事前の朝一で比べると
睡眠時間の短い平日よりも長く寝れる休日の方が
体重が減っていて
(平日だと0.6キロ減、休日だと1.5キロ減のことも・・・)、
疑問に思っているところに先生のブログを読ませて頂きました。
私はテニスをしますので、その前後も計ってますが、
あまり体重は変わらず・・・・寝る時のカロリー消費って、運動より凄いんだ!って思っていました。

朝一食事前で計るので、その食欲増進ホルモンとはこの場合は関係ないってことですか?
| みどり | 2010/10/31 3:43 PM |
>みどりさん
こんにちは、コメントしていただいてありがたいです。

私のところに通っている患者さんには、体重の計測は1週間ごとくらいでよいと指導しています。
数値が増えた減ったというのでストレスを感じるのも、ダイエットにはあまり良い状態ではありませんので、適当なくらいがちょうどいいのかもしれません。
まあ、人それぞれの性格もありますので、しょっちゅう量りたいという人もいますから、基本的には患者さんの好きにさせていますが。

で、食欲増進ホルモンが出て食べてしまっても、その食事がすぐに脂肪に変わるわけではないので、食事のすぐ後の体重は本来の体重とはちょっと違うはずです。

| 服部 | 2010/11/01 7:52 PM |
2010年のものにコメントするのに気が引けたのですが,お気づきであれば...という願いを込めてコメントいたします.

私は今まで生きてきて,運動部に所属したことがありません.
体は筋肉質ですが,睡眠中に0.3kgしか減りません.
他の方のコメントを見ると,睡眠中に1kg以上減る方がうらやましく感じます.

睡眠中の体重減少量を増やす方法はあるのでしょうか?
あれば,具体的に教えていただきたいです.
よろしくお願いします!
| まー | 2012/03/13 9:32 AM |
>まーさん
こんにちは。
コメントは一括管理していますから、遠慮なく昔のものにもコメントしてください!

さて、睡眠中の体重減少ですが、いろいろな要素が影響します。
発汗量。基礎代謝量そして、夕食の食べ物など。
この中で影響が大きいものは、夕食の食べ物です。

食べ物に含まれる炭水化物の量が少ないほうが減りますし、水分量が多いものを食べても体重の減りは大きくなります。
芸人のタカアンドトシがやってる番組で、夜にどういう食べ物を食べたらどれだけ体重が変化するかという実験をやっていました(趣旨はちょっと違いますが、内容はそんな感じ)。
マグロの刺身を1kg食べたときに体重の減りが大きく、たんぱく質主体であったことと、その多くが水分であったことが原因だと考えられました。

わたしは、1日の中での体重の変動はあまり気にしないように指導しています。
1日3回体重を図れという指導をする専門化も多いのですが、わたしは1週間に1度程度の計測にとどめるよう指導しています。
食事や排便などの影響が多い測定では、あまり意味がないからです。
そういう数字で一喜一憂していても、ストレスになるだけです。
1週間、1ヶ月でどれくらい減ったかが大切だと思っています。
| 服部 | 2012/03/13 4:21 PM |
そういう便利なシステムと,早々に返信をくださる先生に感謝です^^

睡眠中の体重減少に夕食の食べ物…た,確かに.
1.5kgも減る方は水分とタンパク質主体の夕食を多く食べるのかな?
改めていうことではないですがバラエティー番組も馬鹿に出来ないですね.

私は幾度となくダイエットを試みては失敗しています.
原因は大体モチベーションの低下.
今回のダイエットはぜひとも成功させようと決意しました.
朝晩体重計に乗って,その日の摂取カロリーと消費カロリーの差分だけ体重が変動しているのをみると,運動と食事を頑張ろうという意欲が湧きます.
生理のサイクルにも体重の減り具合は影響されますが,体重計に頻繁に乗ると自分の体を作っているものは食べ物であり,自分の体重を落とすのは運動だという事がはっきり分かります.
私にとって体重計はエネルギーの摂取・消費の仕組みを数値で示してくれるモチベーションマシーンというところでしょうか.笑
体重が増えていたら次の日いっぱい歩くぞと思います.
体重計がモチベーションを上げるためだけのものとは言いません.

長くなりましたが,お返事ありがとうございました.
勉強になりました!
| まー | 2012/03/14 1:32 AM |
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