blog index

re-Heart Note

リハート、それは心癒す日々。

美容内科医 服部達也 ブログ
<< 引越し | main | 雑記 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | | - | - |
自由診療の料金について

今日は、久しぶりにさっちゃんがクリニックに遊びに来てくれたみたいだよ。
どんな会話をしたのか、再現してみよう。

さっちゃん(以下:さ):先生、先生のクリニックでもニンニク注射ってあるよね?すっごく高いんでしょ。

私(以下:服):そうだね、1本6000円とか8000円するね。

さ:テレビで、1回1万2千円で打ってるって芸能人が言ってたよ。それってなんか高級なものが入ってるのかな?

服:ニンニクじゃなくてトリュフ注射とか?
・・・いやそうじゃなくて、同じような注射でも、クリニックによって値段はまちまちなんだよ。1本3000円とかで打ってくれるところもあるみたいだし。

さ:なんで?同じ治療なら同じ値段になるんじゃないの?病院によって値段が違うなんておかしいじゃん。

服:たとえば、盲腸の手術とか、風邪の治療とか、保険が使えるものは料金が決められていて日本なら大抵同じ金額になる。
でも、保険が使えないいわゆる自由診療と呼ばれるものは、医療機関ごとに料金を自由に設定していいことになってるんだよ。

さ:じゃあ、極端な話、注射1本100円とかでもいいってこと?

服:そうだね。でも、それはよく高級なお寿司屋さんとかにある「時価」ってやつとは違って、ちゃんと料金を院内とかホームページに掲示しておかないといけないことになっている。
じゃないと、だいたいニンニク注射なんて高くても1万くらいだろう、と思って知らないクリニックで注射されて、10万とかとられたら困っちゃうでしょ。

さ:まあね。

さ:じゃあさ、病院で好きに値段を決めていいっていうけど、どうやって値段をつけてるの?

服:たとえばニンニク注射とかだったら、まず原価を計算する。注射器の値段、お薬の値段、注射した後に貼るテープの値段などなど。そういうのを計算して、もとにかかるお金を計算する。
そこからだいたいの金額を計算するかな。
保険診療だと、患者さんからもらうお金以外に支払機関からお金が入るけど、自由診療は患者さんからいただくお金がすべて。
だから、赤字にならないように料金設定を考えなくちゃいけないんだよね。

さ:じゃあ、原価プラスいくらか、って感じ?

服:実際には、家賃を払ったり看護師さんや事務員さんの給料も払わなくちゃいけないし、医者もお金がないと食べていけないでしょ。
だから、そういうのも含めて料金を考えないといけないね。

さ:えー、家賃とかも注射代に含まれちゃうの?なんか東京電力みたいだね。



自由診療の料金は勝手に決めていいことになっているが、まったく適当につけても意味がない。
たとえばハートリークリニックのプラセンタ注射を見てみると、2本で3500円となっている。
これは、新宿地区でのほぼ平均となっている。
極端に安いところもあれば、高いところもある。
ちなみに、使っているプラセンタの種類や仕入れ値はほぼ同じである。
プラセンタの値段は、新宿のいろんなクリニックの料金も見て、あまりにも偏った感じにならないようにつけた。
原価だけではなく、そういうことも考えなくてはならない。
儲けようと思っていくら高くしようとも、患者さんがそれを選ばないんだったら売上はゼロだからね。


一方、アファームマルチプレックスというレーザーやACRという血小板注入療法はかなり安めの設定になっていて、患者さんからなんでそんなに安いのかと聞かれることがある。
もちろん、アファームやACRだけでなくダイエットの治療もかなり低価格になっているのだが、これには理由がちゃんとある。

家賃や人件費なども料金設定に反映されると書いたが、それ以外で金額の大きなものに広告宣伝費というものがある。
美容クリニックはたくさんあって、その中から選んでもらうためにはまず知ってもらう必要がある。
そのために広告を出すのだが、ハートリークリニックはその宣伝広告費をほとんど使っていない。
HPの製作費くらいだ。

ほかのクリニックの話を聞くと、うちくらいの規模では月に数百万単位で宣伝広告費を使っているところもある。
そのお金は、当然患者さんの治療費に上乗せして徴収することになる。
当然、患者さんの数を集められれば一人あたりの上乗せも少なく済むが、うちは広告費を全くといっていいほど使っていないので、そのぶん最初から治療費を安く設定できるのである。
基本的に、これが治療費が安い理由のほぼすべてで、サービス的なものは他のクリニックに劣るとは思わない。

もちろんこれはクリニックの戦略的なもので、宣伝をしているからダメ、してないからいい、という単純なものではなく、うちのやり方いいでしょうと自慢しているわけではない。
うちは医者が自分しかいなく、すべての患者さんにコースを申し込んでいようが必ず毎回診察をすることにしているから、宣伝をして患者さんがたくさん集まってもさばききれない。
いまくらいのやりかたがちょうどいいのだ。
だから、今のやり方を変えることはないし、宣伝や広告にお金を使うことは今後も考えていない。

自由診療というのは、必要と思う人が選んで治療を受けるものだから、興味がない人にとっては高いと思われてしまうかもしれない。
ちょっとディープな世界でもあるし、お金の話は実際わからない患者さんも多いと思うから、あえて今回書いてみることにした。
治療を受けるかどうかにはお金の問題は欠かせないものだから、患者さんもなにか思うところがあったら遠慮なく相談してほしい。
そう思っている。

| 服部達也 | 医療問題 | 17:05 | comments(7) | - |
スポンサーサイト
| スポンサードリンク | - | 17:05 | - | - |
コメント
こんにちは。

昨年12月に、先生の診察を受け、スマスアップの施術を受けさせて頂きましたariraです。
今は、ACRとプラセンタに興味があります。
プラセンタは、注射以外にサプリメントも扱っていますか?
| arira | 2012/07/04 3:53 PM |
>ariraさん
こんにちは。
プラセンタのサプリメントもありますが、それは豚の胎盤になります。
そこら辺の薬局で売っているものと大して変わりません。

それとは別に、ハートリークリニックではプラセンタの飲み薬を扱っています。
これは医療機関で医師が処方するもので、注射のプラセンタと同じものがつかわれています。
私は毎日飲んでいます。
1日1カプセル(3カプセル飲んでいる人もいます)で、100カプセル21000円です。
| 服部 | 2012/07/05 6:16 PM |
こんにちは。

プラセンタのサプリメント以外に、飲み薬があるんですね!
はじめて知りました。
そこら辺のプラセンタサプリメントでなく、飲み薬を購入したいです。

プラセンタの飲み薬を服用した場合、注意事項はありますか?


| arira | 2012/07/06 3:05 PM |
>ariraさん
プラセンタの飲み薬は一般に出回らないものですから、ほとんどの人が知らないと思います。
クリニックに来ている人では、注射に通うのがめんどくさい(時間が取れない)、遠くに住んでいてなかなか通えない、注射自体怖くていやだ・・・というひとが飲み薬にしています。

注意事項は注射の場合と同じで、献血ができなくなること、くらいでしょうか。
ほかの薬との飲み合わせ等は問題ありません。
とても楽でいいと思います。
| 服部 | 2012/07/06 5:43 PM |
注射をしに、頻繁には通えないと思うので、毎日飲める、飲み薬が良いかな。と思います。そのほうが楽ですね。

ACRの事も聞いてみたいので、後日 クリニックに予約入れますね。宜しくお願い致します。

| arira | 2012/07/07 2:09 PM |
>ariraさん
はーい、お待ちしております。
| 服部 | 2012/07/09 5:36 PM |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2015/04/25 6:56 PM |
コメントする


1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< March 2020 >>

bolg index このページの先頭へ